ブラッシング能力に定評のある電動歯ブラシの超有力ブランド、PHILIPSのソニッケアーシリーズの安価モデルです。
敏感な歯ぐきなどのケアに向いている「センシティブ」ブラシが1本付属する「HX6554/07」
歯垢除去用のノーマルタイプである「プロリザルツ」が1本付属する「HX6512/06」
今後は後継の「2000シリーズ」に移行すると思われるシンプル&低価格モデル
安価モデルらしく、運転モードはノーマルな「クリーン」ただ1つのみ、そして本体購入時に初回付属品として付いてくるブラシについても1種類1本のみというスッキリさが特徴となっています。
口の中を4つのスペースに分けて歯磨きを行う場合に目安とすることの出来る30秒ごとのタイマーが付いていて、トータル2分間のブラッシングの後に自動で運転が停止する「スマートタイマー」が付いていますが、搭載されている機能は基本的にそれだけです。
ただ「ソニッケアー」シリーズのパワフルさの代名詞でもある、1分間に約31,000回というブラシの振動数については、その他の上位モデルと変わりません。また「ソニッケアー」シリーズは一部の特殊なモデルを除いて、替えブラシが共通仕様となっているので、この「イージークリーン」にその他の上位モデルに付属している高性能な替えブラシを装着することも可能です。
なので、上位モデルを使っていても、よく考えたら基本の運転モードの「クリーン」ばっかりだし、アプリとの連携機能とかも使ってないよ!という人は、この「イージークリーン」に変えても、ブラッシング能力が大きく劣ってしまうということはなさそうです。
ただ、この「イージークリーン」には、ブラシの押し付け過ぎを防止するセンサーが無いので、磨き過ぎで歯ぐきを痛めてしまう心配がある人は、押し付け防止センサーが付いている上位モデルを選択した方が良いでしょう。その意味で、この「イージークリーン」は、初めて電動歯ブラシを使う人がお試し的に使うモデルというより、電動歯ブラシを使った歯磨きを熟知している人が割り切って使うモデルと考えた方が良さそうです。
「イージークリーン」には、2016年に発売された「HX6521/01」や「HX6551/01」、さらにそれ以前のモデルである「HX6520/50」や「HX6531/10」、そしてこのモデルの少し前に発売された「HX6526/01」などのルート違いのモデルなどもあり、「イージークリーン」という名前だけでは判別がつかないことになっています。「イージークリーン」のどのモデルも基本機能は変わりませんが、付属ブラシの種類が異なっていたり、中には特殊な付属品があるモデルも存在するので、購入時にはチェックしておいた方が良いでしょう。
5,000円を切る価格帯で勝負をするこの「イージークリーン」シリーズはソニッケアーの中でも屈指の低価格シリーズですが、すでにソニッケアーの主要なモデルからは既に外れているようです。全体のラインアップの中にはまだ残っていますが、おそらく今後は同様の価格帯である「2000(2100)シリーズ」、そして「過圧防止センサー」が搭載されて少し機能がアップしている「3000(3100)シリーズ」が後継モデルとなっていくのでしょう。
■イージークリーン(HX6554/07・HX6512/06)のスペック発売 | 2019年(HX6554/07)・2020年(HX6512/06) |
ブラシ振動数 | 約31,000ブラシストローク/分 |
サイズ | 高さ252×幅27×奥行33mm |
重さ | 約132g |
連続使用時間 | 約2週間(2分×2回/1日) |
充電時間 | 約24時間 |
バッテリー | リチウムイオン |
運転モード | 1つ(クリーン) |
付属ブラシ | センシティブ×1(HX6554/07)・プロリザルツ×1(HX6512/06) |